システム開発会社で実際に実施されている新人研修技術課題内容を公開します

cocoteraのメンバは、システム開発会社で勤務しています。新人研修が2か月あり、パソコン操作初心者からWebシステム開発ができるようになれる新人研修を作成しています。新人にエンジニアの基礎からしっかりと身につけて欲しいと思い作った研修です。

これまで11回に渡り「WEBシステム開発に必要な学習のロードマップ」についてご紹介してきました。このロードマップの流れを把握し、一見バラバラに見えるパーツを一つずつ積み重ねて習得していくことで、効果的にWEBシステム開発の理解を深められるという考え方です。最初からプログラムを教えるという方法もあるとは思いますが、動けばよいというプログラムを作ってほしいのではありません。見やすいソースコードの書き方や、わかりやすいソースコードの書き方も含めて覚え、現場で通じるプログラムを開発できるようになってほしいと思っています。段階的に学習をしていくことで、それを実現するような構成になっています。

WEBシステム開発の流れを理解できていると、ITエンジニアとして必要なスキルの幅広い土台を作ることができるため、この理解を深めることを大事にしています。

私たちが勤務している会社では、cocoteraメンバが新人研修を作成しており、現場のプロジェクトで通じる技術を習得するための研修にしています。正に「WEBシステム開発に必要な学習のロードマップ」に則る形で、新人研修資材を作成しているのです。そこで今回は、私たちが勤務している会社の新人研修がどのような課題の内容になっているか、ブログ上でご紹介させていただきます。もちろん、会社へ許可を取って書いていますので、その辺りはご心配なく!

さらに、実際の課題を一部公開させていただきたいと思います!

私たちが勤務している会社には、全くの異業種(飲食店、花屋、声優、アパレルショップの店員、保育士、営業など)から転職して入社する社員がたくさんいます。基本的には新卒(専門学校生含)、未経験者しか募集していません。そのような新人を対象にしている研修ですので、基礎の基礎から学習できる内容になっています。


未経験だけど腕に自信がある方!
これからIT業界に転職しようかな、と思っている方!
IT系の専門学生で、将来IT企業に入社する予定の方!
システム開発会社が行っている実際の新人研修を解いてみたい方!
コロナ禍で漠然と将来が不安で、手に職を付けたいなぁと思っている方!

実際の課題も公開しながら進めていきますので、是非、課題を解いてみてください。

新人研修は10段階から成り立っています。

この画像を見ていただくとわかるとおり、新人研修は2か月で構成されており、第一部と第二部でわかれています。次回以降の記事で、1段階ずつ何を習得していくのかという説明と課題公開をしていきます。

cocoteraの研修では、基本的にゼロからプログラムを自分で作成していく研修となっています。部分的な開発をするというより、事前説明や専任の講師が随時フォローをすることで、何もないところからプログラムを作成するという部分を重視しています。作成した成果物については講師が必ずレビューを行い、現場で通じるプログラムを基準に指摘をして対応します。

また、cocoteraの研修では、各コンテンツについて100%の理解をしてもらおうとは思っていません。例えば、Webシステム研修で、ネットワークの設定、Webサーバ、アプリケーションサーバといった設定の詳細を理解する必要はありません。以前、「未経験者がシステムを簡単に作れるようになるのか?」でも書きましたが、ITエンジニアは段階的に成長していくものです。最初から独立して仕事をしたい人であればともかく、どこかの会社に入社してITエンジニアとして働こうと思っている人は、まずはHTML、javascript、Javaの実装ができることが最優先です。環境面や普段のコーディングで意識をする必要がないこと、または、理解をするために長い時間を要することについては、プロジェクトメンバの誰かに質問をして解消し、自分はスキルが上がってきたタイミングで理解をすればよいという方針です。実際にいろいろなプロジェクトに参画をしていても、環境構築から正しくWebシステム開発をできるエンジニアは、ベテランだとしても限られた人数しかいません。

今までこの研修で200人以上のITエンジニアを育ててきており、確かな手ごたえを感じております。

次回から、各段階の研修について、1つずつ紹介していきます。

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