実際のエンジニア新人研修技術課題 09_単体テスト

【習得して欲しい技術】
■単体テストの考え方
■単体テスト仕様書の作成
■単体テストの実施
■障害発生時の流れと対応

新人研修の最後は、単体テスト研修です。今までの研修でも、自分が作成してきた成果物に対して、単体テスト的な確認は行ってきました。ここでは「実際のエンジニア技術研修 08_Java(Webシステム)」で開発したプログラムに対して単体テスト仕様書を作成し、テストを実施します。テスト実施時は障害も発生するため、障害管理表を自分で作成、起票、消化をする流れも行います。

ITエンジニアは開発をしたら終了ではありません。作成したプログラムに対してテストを行う作業もあります。自分が開発したプログラムを自分でテストすることもありますし、チームメンバが開発したプログラムを自分がテストすることもあります。世の中のどのプロジェクトでもそうですが、特に若手、新人はテスト系の作業からプロジェクトに参画することも珍しくありません。理由としては、いきなり開発はできなくても、作られたものをテストするところから入って、理解をしながら徐々にレベルをあげていくという考え方が多いためです。

単体テスト仕様書は、記載をすると結構大変です。適切なケースや観点を記載できていないと、何度も書き直しになることも珍しくなく、単体テストケースが多いと本当に大変です。新人研修では単体テスト研修の講義を別途設けており、講義で配った資料をもとに単体テスト研修を進めます。

単体テスト講義では、次のような内容の講義をしています。
・ソースコードカバレッジの考え方
・境界値テストの考え方
・単体テスト仕様書の作り方
・単体テストケースの上げ方
・障害管理表の考え方

自分でプログラムを開発したことがあるのであれば、そのプログラムに対して単体テスト仕様書を調べて作成し、実施まで行ってみましょう。単体テストができるか、できないかで、プロジェクトへの参画が決まることもあります。単体テスト、結合テスト、総合テストではエビデンスを取得しながらテストを行うことは多いため、どのようなエビデンスを取ればよいのかということも、調べておくと良いでしょう。

単体テストに限らず、テストで一番難しいのは「どこまでテストを実施すればよいか?」という基準を定めることです。プロジェクトや管理者の考え方でも変わります。単体テストの作業をする時は、プロジェクトや管理者の基準を確認するために、一定量のテストケースを書いたら確認をするといった流れで進めると戻りが少なくなっていいですよ。

自分でプログラム開発をしたことがない人は 「実際のエンジニア技術研修 08_Java(Webシステム)」 で開発したプログラムに対して、単体テストのフォーマットを調べるところから始め、単体テスト仕様書を書いてみましょう。単体テストの実施中には、障害管理表のフォーマットを調べ、発見した障害を起票してみるとよいと思います。

「09_単体テスト」研修の課題を公開します。開発だけではなく、テスト系の作業もできると心強いです。

■09_単体テスト研修課題サンプル

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