【習得して欲しい技術】
■Webシステムの環境構築
■Webシステムの基本
■MVCモデルの実装
新人研修最後の技術系コンテンツとなります。jspで画面を開発し、サブミットが発生した時に画面から送られてきたデータをJavaで受け取って、データベースに登録をしたり、データベースからデータを取得して画面に表示したりといったことをします。javascriptによる画面制御もあります。今まで部品単位で行ってきた全コンテンツをつなげて、JavaでWebシステムを開発します。
環境構築については講師のフォローのもと、eclipseを使用して構築します。eclipseにこだわっているわけではなく、vscodeでもよいのですが、別の研修を行うときはvscodeで環境構築をして実装を進めるようにしています。統合開発環境についても、プロジェクトで使用されているものが違うため、いろいろ経験をしてほしいと思っています。自分でも勉強したい時に環境構築ができるように、環境構築の経験もさせておきます。フレームワークは使用しません。純粋のJavaでプログラムを実装します。フレームワークが使えることも大事ですが、自分でデータベース接続や検索、更新などを実装することにより、どのような仕組みで組まれているのかを知っておくことも大切です。「実際のエンジニア技術研修 Webシステム開発の基本説明講義」でも説明しましたが、Webシステムは登場する機能が多く大変です。実装はMVCモデルを基準に、どこにどのような処理を記載するかも学習していきます。
MVCモデルについては、「WEBシステムエンジニアの技術ロードマップ10」でまとめています。MVCモデルの概念を理解しつつ、実際にコーディングをすることで、どこに何を書くかを学習します。MVCモデルと言う概念はあるけれども、処理を書こうと思えばどこにでも書くことができますので、開発者が未熟であればMVCモデルは簡単に崩れてしまいます。理解をしていない人が開発をすることで、MVCモデルが崩れたシステムになってしまうことは、プロジェクトでも度々発生しています。規模によってはレビューでは防ぎきれません。
次のような内容も、課題にでてきます。
1.getやpostによる実装
2.javascriptによる制御
3.リクエストによる情報の持ち回り
4.セッションによる情報の持ち回り
最初の画面を抜粋して公開しますので、試しに組んでみるとWebシステムの難易度と理解度がわかるかもしれません。