実際のエンジニア新人研修技術課題 04_SQLServer

【習得して欲しい技術】
■データベースの基本
■SQLによるテーブルの作成、削除
■SQLによるデータの登録、更新、削除
■SQLによるデータの検索

SQLServerとはデータベースのことです。データベースの種類には、Oracle、MySQL、DB2など、多くの種類が存在していますが、新人研修ではSQLServerを使用しています。データベースのSQLは、どれか1つを理解できると他データベースでも同じように使用できます。「04_SQLServer」研修では、実際にデータベースを操作してみて、データベースそのものを理解してもらう研修になっています。

データベースの概要については、「WEBシステムエンジニアの技術ロードマップ06」でまとめてあります。データベースの概念をもう少し詳しく知りたい人は読んでみてください。

SQLServerはマイクロソフトの製品で、開発検証用に無期限で使用できる無償版を公開してくれています。「SQLServer ダウンロード」で調べればページが見つかると思います。

さらに、SQLServerManagementStudio(SSMS)というソフトウェアをインストールすると、SQLServerを簡単に操作ができるようになります。ダウンロードをする時は日本語版をダウンロードしましょう。「SSMS ダウンロード」で調べればページが見つかると思います。

SSMSを使用するとテーブルの作成、データの登録といったことをマウスで画面から簡単に操作できます。ただ、プログラムと連携する時は、SQLというデータベースを操作するための言語を使用します。SQLができないと、システム開発でデータベースを操作できませんので、 「04_SQLServer」 研修ではデータベースを作成する以外は、すべてSQLでデータベースの操作を行います。SQLの構文を暗記するのではなく、SQLに打ち慣れてもらいたいという思いです。

SQLには種類があります。代表的なコマンドを記載しておきます。
■SQLの代表的なコマンド
・Select(検索)
・Insert(追加)
・Update(更新)
・Delete(削除)

この4つは基本コマンドとして当たり前のように使えたほうが望ましいです。構文を覚えていなくとも検索ができればよいので、データの追加だったらInsertというように紐づけができれば大丈夫です。

SQLServer研修では、列の型も厳密に行っていきます。例えば、varchar型の列だとしても数値以外の値が1行も存在していないとSQLでInsertを書く時にシングルクオーテーションでくくらなくても正常に完了してしまいます。でも、文字型はシングルクオーテーションでくくらないと障害につながりかねないため、指摘が必要です。作成されたSQLはすべてレビューを行って指摘をしていきます。

SQLを書く際、複数のテーブルが登場した時は、テーブル名の別名をつけるルールも教えていきます。別名はつけなくても動きますが、長いテーブル名や登場するテーブルが多い時はSQLが長くなってしまいますので、別名のつけかたを覚えます。初心者でありがちなのが、「employee」テーブルというテーブルがあった時、別名で「e」とかをつけがちですが、そのような別名は指摘していきます。

■SQLのレビューの内容
・改行タイミング
・テーブル名の別名
・列型による値の指定
・副問い合わせの書き方

記載したSQLの整形については、ツールを導入すれば自動で整形してくれるような機能もありますが、プロジェクトでは必ずしも導入が許可されるわけではありませんので、手動でも整形ができるようにしておきます。

SQLServerはもともとインストールされているパソコンもありますので、インストールをする場合は自分のパソコンの状態や推奨環境を調べてから自己責任で行いましょう。

こういったソフトウェアをインストールする場面も、実際のプロジェックでは発生しますので、自分でソフトウェアのインストールや環境設定ができるようになると、さらに、よいと思います。

2つ問題を抜粋しますので解いてみてください。専門学校生でもSQLに打ち慣れていない人は結構います。

04_SQLServer研修サンプル課題

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